岩手県とヤマト運輸で「地域包括連携協定」を締結
県下の市町村も含めて買い物支援や見守りなど包括サービスを強化
2016年05月16日（月）
岩手県とヤマト運輸では、地域の活性化と県民サービスの向上を目的とした「地域包括連携協定」を締結した。
買い物に行くことが困難な高齢者などに対して行なう「買い物支援」「安否の見守り」などをはじめとする、 地域の安全・安心に関すること。また、岩手県産品の販路拡大から観光情報などの発信まで様々な取り組みが盛り込まれた。
北海道に次ぐ県面積を有し、豊かな自然や地域色あふれる祭り・伝統芸能など、多様な観光資源に恵まれている岩手県は、お米などの農産物や、全国トップクラスであるあわびや鮭の養殖など水産物にも恵まれて、日本の食料供給基地としての役割を担う。
地域資源を最大に活用し、人口減少社会の克服と持続的な地域発展につながるよう、さまざまな民間事業者と連携体制を組んでいく一環としての連携となる。
一方のヤマト運輸では「一番身近で、一番愛される企業」をテーマに、全国各地で観光支援や高齢者の見守り支援などの地域活性化や課題解決に行政・地方自治体（Government）と一緒になって取り組む『プロジェクトG』を推進するなか、岩手県では、高齢者の見守りと買い物支援を組み合わせた『まごころ宅急便』を展開。
また路線バスで宅急便を輸送する「客貨混載」なども展開して、さらに17の市町村と災害時の救援物資輸送などの連携協定を締結するなど県内の地域活性化に向けてさまざまな取り組みを行なっている。【YG】