みまもりジャーナル

2016年07月06日(水)

まちおこしで共同研究「顔画像センシング技術」を駆使

福井大学×オムロンで地域活性化プロジェクトを開始

国立福井大学(文京キャンパス:福井市文京)とオムロン(本社:京都市下京区)では、地域活性化(=まちおこし)を共通目的とした「顔画像センシング技術」の活用効果を検証する、経営学的研究を行なうことで合意、各協力体制のもと本研究の実証実験に取り組む。

福井大学がキャンパスを置く「福井県吉田郡永平寺町(えいへいじちょう)」の協力を得て、最初の調査フィールドとして同町の役場や図書館などの公共施設に「ネットワークカメラセンサー」を設置し行なわれる。

福井大学では現在永平寺町と共に、同町を「学生が集い活力のある地域」とするためのまちづくりに取り組むなかでオムロンの参画を受け、あらゆるものがインターネットにつながるIoT時代に重要な役割を担うものとして「顔画像センシング技術(=「OKAO Vision」)」を用いた新たな手法の確立を目指し、永平寺町の更なる活性化に貢献したいとする。

具体的には、オムロンが『OKAO Vision』を搭載したネットワークカメラセンサー『ヒューマンビジョンコンポ HVC-C2W』と専用アプリケーションソフトウェア『マーケティングアプリ』を用いて、来訪者の性別や、割り出された年齢などの情報を収集。福井大学はこのデータを基に、ソフトウェア上で時間ごとの来訪者の変化などを分析して、公共施設の利便性の向上や店舗などの売り上げを拡大するための仕組みづくりに取り組む。

 

福井大学とオムロンは、こうした産学官連携による取り組みで、地域研究の新たなモデル構築を目指し、また、安心・安全で快適な社会の実現に貢献する新たなアプリケーションを創出したいとしている。 【YG】

研究期間:2016年06月30日〜2017年03月31日 

国立大学法人福井大学
http://www.u-fukui.ac.jp

オムロン
http://www.omron.co.jp

福井県吉田郡永平寺町
https://www.town.eiheiji.lg.jp

 
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