みまもりジャーナル

2016年08月26日(金)

トイレの電球を使った見守りサービス実証実験へ

トイレやお風呂場を「IoT電球」に付け換えて見守りサービスを開始:ボクシーズ

スマートフォンサービスの総合開発企業であるボクシーズ(本社:東京都千代田区)では、「IoT電球」を使った見守りサービス『つながるライト』と、BIGLOBE(本社:東京都品川区)が法人向け評価用として販売しているIoTデバイス『BL-01』を連携させた「見守りサービス実証実験」を実施する。

ボクシーズの『つながるライト』は、トイレやお風呂の電球を「IoT対応電球」に置き換えることで簡単に実現できる見守りサービスで、現在特許出願中とのこと。

電球の点灯状況をクラウド上に送信して、照明が点灯していなかったり、長時間点灯し続けていたりと、自然に異常を検知して、家族などにメールで通知される。

例えば「いつもの時間にお風呂のライトが点灯しない」「24時間トイレの電球が点灯しない=使われていない」など生活の流れから異変をキャッチする。

「日常的に使う電球を利用することで、ストレスのない自然な見守りサービスを実現します」と同社は語る。

今回の実証実験では、「IoT電球」の点灯データを一括で管理してクラウド上に送信するIoTデバイスとして、BIGLOBEの『BL-01』が使われる。

『BL-01』は小型のAndroid端末で、IoT電球の点灯・消灯状況を受信するセンサーを搭載している。点灯させたIoT電球に『BL-01』を近づけるだけで「見守り」設定が完了する。

トイレやお風呂などの複数の場所を見守り対象にすることが可能。

また実証実験が行なわれる場所は、介護リフォームなどを手がけるユニバーサルスペース(本社:横浜市戸塚区)の協力により、同社が過去にリフォームを実施した独居高齢者宅などが提供される。同社は「平成27年度・先進的なリフォーム事業者表彰」の経済産業大臣賞を受賞するなどの実績をもつ。

ボクシーズでは、照明の点灯状況をビッグデータ化して生活リズムを可視化することで、今後はヘルスケアへの応用などにもつなげていきたいとしている。 【YG】

2016年9月上旬より実験開始。

ボクシーズ:『つながるライト』公式サイト
http://hellolight.jp

BIGLOBE:『BL-01』
http://office.biglobe.ne.jp/m2m/bl01/

ユニバーサルスペース
http://universalspace.jp

 
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