みまもりジャーナル

2016年09月15日(木)

琉球大学工学の協力得て「認知症者迷子防止」製品開発

電子見守りシステム『ケアレア』:国建システム

国建システム(くにけんシステム:本社:沖縄県那覇市)では、認知症の人の迷子防止を目的とした『電子見守りシステム(ケアレア)』を研究開発、9月19日の敬老の日より発売を開始する。

本件の開発は、沖縄県の委託事業(ライフスタイルイノベーション創出推進事業)を活用し、また、琉球大学工学部、そして「沖縄県認知症不明者家族の会」を主催する沖縄ハンズオンNPOなどの協力を得ながら、より現場のニーズに即したシステムへと改良を重ねたのだという。

『電子見守りシステム(ケアレア)』は、小型の発信器を見守り対象者に携帯してもらい、ある一定範囲外に出てしまったことをスマホなどで受信するというもので、認知症の人の不意の外出などを介護者に自動的に通知することで、「常に気を張っている状態」を少しでも和らげることを狙いとしている。

GPS機能はなく「居場所の特定」などはできないが、本システムをその前段階の処置として用いることで、必要に応じて「GPS携帯」を持たせたり、その他、それぞれのケースに合わせて様々な対策を講じることにつなげる。

今後も改良が重ねられ、捜索範囲が拡張されるなどバージョンアップが図られる予定。【YG】

2016年9月19日(月・祝)敬老の日より発売。

国建システム
http://www.kunisys.co.jp

 
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