みまもりプレス

2017年09月28日(木)

安全運転をサポートする『ドライバー見守り車載センサー』

進化し続けるセンシング技術で2020年までに実車採用目指す:オムロン

  オムロン(本社:京都市下京区)では、運転するドライバーの安全を見守る『ドライバー見守り車載センサー』を開発した。

  本センサーは、(1)ドライバーが運行の状態を注視しているか(Eyes ON/OFF)、(2)ドライバーがどれだけ早く運転に復帰できるのか(Readiness High/Mid/Low)、(3)ドライバーが運転席にいるか(Seating ON/OFF)という3つの指標から「ドライバーが運転に集中できる状態か──」を判断する。

 同社は昨年(2016年)6月に「ドライバー運転集中度センシング技術」を搭載した車載センサーについて発表しているが、今回はその技術がさらに進化。例えば、従来は不可能とされていたマスクやサングラスなどを着用しているドライバーの状態も、センシングすることが可能となるなどの進化を果たしている。

 同社では、「名古屋大学未来社会創造機構」および「HMHSコンソーシアム」らと共同で、今回の『ドライバー見守り車載センサー』と、心電や脈波などを測定する生体センサーを、一般家庭の自家用車をはじめとする幅広い車に搭載して、運転中ドライバーの多種多様なデータを収集する実証実験を実施しているという。これらの実験を通じて収集された「実走行データ」は更なる技術開発に活用されて、2020年までに発売される自動車への採用を目指す。 【A.Yagisawa】

【関連URL】
◎オムロン株式会社
http://www.omron.co.jp

◎名古屋大学未来社会創造機構
http://www.mirai.nagoya-u.ac.jp

◎人間機械協奏技術(HMHS)コンソーシアム
http://www.hmhs.jp

 
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