みまもりプレス

2017年09月29日(金)

「介護離職」を防ぐための専門家養成講座展開

企業を支える『介護離職防止対策アドバイザー』に注目:介護離職防止対策促進機構

 「介護離職問題」や「介護と仕事の両立支援」などに取り組む一般社団法人  介護離職防止対策促進機構(KABS/事務局:東京都渋谷区)では、職場でのダイバーシティ(人材の多様性)を推進する取り組みの一環として『介護離職防止対策アドバイザー養成講座』の展開を強化していく。

 この取り組みはパーソル総合研究所(本社:東京都渋谷区)の人材開発・社員研修サービスを提供するラーニング事業との業務提携によるもの。

 介護による「離職」を防ぐということは、当事者の社員のみならず、企業本体にとっても直接的に影響を受ける非常に重要なテーマ。

 

 本養成講座は介護保険の知識や活用方法など必要最低限の基礎知識をはじめ、「介護離職防止および仕事と介護の両立論」「育児介護休業法の知識」、「〝働く〟と〝介護〟に関わる各種制度やサービスの概略および使い方」などを効率的に学べるというもの。

「介護の基礎知識を持って、支援できるアドバイザーが会社にいることそのものが、介護離職防止対策の一環になります」(介護離職防止対策促進機構によるコメント)

 同講座受講後には修了証と『介護離職防止対策アドバイザーのいる会社』を対外的にアピールできるツールが提供される。

 すでに過去「7回」の開催により、約60名の『介護離職防止対策アドバイザー』が各々のフィールドで活躍しているという。

 例えば、社労士やカウンセラーの修了生は提携企業の働く介護者への情報提供などを行なったり、労働組合の修了生は組合誌などでの情報提供を──また企業の介護施策担当の修了生は相談対応や社内セミナー講師として活躍中とのこと。 【A.Yagisawa】

(※)画像出展「介護離職防止対策促進機構」プレスリリースより

【関連URL】
◎一般社団法人  介護離職防止対策促進機構(KABS)
http://www.kaigorishoku.or.jp

◎株式会社パーソル総合研究所による講座の詳細
https://rc.persol-group.co.jp/learning/openseminar/care-advisor/

 
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