みまもりプレス

2017年10月12日(木)

『Sigfox』活用見守り端末のOEM提供を開始

京セラコミュニケーションシステムとの協業によって実現:アイ・サイナップ

 アイ・サイナップ(本社:東京都港区)では、京セラコミュニケ―ションシステム(本社:京都市伏見区)との間で、IoTネットワーク『Sigfox(シグフフォックス)』を活用した防犯ブザー(見守り端末)のOEM提供に関する件で協業を開始すると発表した。

 『Sigfox』とはフランスのSigfox社が提供する「IoT用のネットワーク規格」。低コスト、低消費電力、長距離伝送可能という特長をもつ通信規格だが、日本では京セラコミュニケーションシステムが事業者となって、国内でのサービスを行なっている。現在、ヨーロッパを中心に36カ国で活用されていて、さらに「2018年」までに60カ国でのサービス展開を目指しているという技術。

 現在、国内の「見守りサービス」では、『セルラー系』と『BLE(Bluetooth Low Energy)系』を利用したものが挙げられる。『セルラー系』については通信感度は高いが月々の通信料金も高価で維持費が高くなるという特徴をもち、『BLE系』は、通信費は安めでも「BLE親機」のある場所でしか利用できないなど、それぞれ一長一短があるという。

 今回の協業によって『Sigfox』とGPSを組み合わせることで、低価格なうえに正確な位置情報をつかむことが可能になる「防犯ブザー(見守り端末)」のOEM提供が開始される。

 両社はそれぞれ得意分野を受け持ち、アイ・サイナップは『Sigfox』に対応した位置情報・デバイス開発、そして販売、クラウドサービスの提供を行い、京セラコミュニケーションシステムでは『Sigfox』無線基地局の設置やネットワークサービスの提供を行うのだという。 【A.Yagisawa】

(※)画像出展「アイ・サイナップ」プレスリリースより

【関連URL】
◎アイ・サイナップ株式会社
http://www.ai-cynap.com/

◎京セラコミュニケーションシステム株式会社
http://www.kccs.co.jp/index.html

 
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