みまもりプレス

2017年10月17日(火)

企業7社連携のもと北九州市で高齢者見守り実証実験

5ヵ月間で各社が役割果たし新しい見守りサービスを検証:オートバックスセブン(他)

 オートバックスセブン(本社:東京都江東区)では、北九州市の協力を得て『高齢者の安全とその家族の安心に向けた新たな取り組み=高齢者の見守りサービス』などについての実証実験を実施する。期間は、2017年11月1日(水)〜2018年3月31日(土)の5ヵ月間。

 この施策は同社をはじめ、佐川急便、ソニーセミコンダクタソリューションズ(SSS)、富士通九州システムサービス(FQSS)、ビーサイズ(Bsize)、プレミア・エイド、皿倉登山鉄道株式会社など6社が協力する。

 実証実験は5ヵ月間という期間を2ヵ月と3ヵ月のふたつの「フェーズ」で区切られる。第1フェーズでは主に、機器の開発と通信網の確認が行なわれる予定。SSSよって独自開発された無線通信の「LPWA(Low Power Wide Area)」ネットワーク技術の提供を受けて、FQSSとBsizeが、車載用機器やお出かけ用機器(例えばセンサーを埋め込んだ杖など)を開発するという。

 そこで開発された機器は、高齢者が外出する際の送信端末となり、「受信基地局」が皿倉山ケーブルカー展望台駅に設置され、また佐川急便の車両(30台)に車載用機器などが取り付けられ、北九州市内で、位置情報や走行情報などのデータが正しく送受信できるかの確認が行なわれる。

 オートバックスセブンは、情報収集と分析を行なうプラットフォームを開発して、集められた位置情報や走行情報、移動情報などを管理するというもの。

 そして第2フェーズでは、第1フェーズで得られた情報を元に、同社が情報の分析を行なうと同時に、実際にプレミア・エイドの持つ『緊急通報サービス(e-Call)』と連動させることで、具体的な「見守りサービス」を稼働させる予定とのこと。【A.Yagisawa】

(※)画像出展「オートバックスセブン」プレスリリースより

【関連URL】
◎株式会社オートバックスセブン
https://www.autobacs.co.jp/ja/index.php

◎佐川急便株式会社
http://www.sagawa-exp.co.jp

◎ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社
http://www.sony-semicon.co.jp

◎株式会社富士通九州システムサービス
http://www.fujitsu.com/jp/group/fqss/

◎ビーサイズ株式会社
http://www.bsize.com

◎株式会社プレミア・エイド
http://www.premier-aid.co.jp/index.html

◎皿倉登山鉄道株式会社
http://www.sarakurayama-cablecar.co.jp

 
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