みまもりプレス

2017年10月19日(木)

「両親と一緒に過ごせるのはあと何時間?」

〝親と過ごす残り時間〟可視化ツールで「つながり方」を改めて考える:日本光電工業

「孝行のしたい時分に親はなし──」とうたったことわざがあるが、「両親とあとどのくらい一緒に過ごせるのか」と考えたとき、もしも思っていたより短い時間しか残されていなかったら、いまやるべきことが見えてくるかもしれない。そこで、日本光電工業(本社:東京都新宿区)では、離れて暮らす両親と一緒に過ごせる時間を計算して「可視化する」というユニークなツールを開発、18日(水)より公開した。

 同社は、救急救命時の心肺蘇生などに用いられる「AED」をはじめ、様々な医用電子機器を取り扱うメーカーだが、そうした機器開発のノウハウを活用して、離れてくらす父母の体調変化やそのリスク予兆などを見守るテレケアシステム『SUKOYAKA(すこやか)』のサービスを2015年より提供している。

 今回の「〝親と過ごす残り時間〟可視化ツール」公開も、この『SUKOYAKA』展開の一環であるが、生涯で自分の両親と過ごせる時間があと何時間なのかを意識すると、「改めてご両親とのつながり方を見つめ直すきっかけとなってくれるかもしれません」と同社は語る。

 可視化ツールは基本的に、自分の両親と同居していないユーザーが対象となり、両親の年齢や居住地などのプロフィールをはじめ、両親と会う頻度や電話・Eメールによるやりとりなど10の質問と、自分のプロフィールに関する簡単な質問に回答すると、自分と両親との「残りのつながり時間」の目安が確認できる。

 見守りシステムの『SUKOYAKA』は、インターネット上で部屋の温度・湿度・照度、見守り対象者の活動度などを確認することができる。「生活リズムの乱れ」などで体調変化の予兆がみえてきたり、熱中症など「居住環境におけるリスク」や「急激な活動低下」など、日常の異変をメールで知らせてくれるというもの。

 セットに含まれている「活動量計」を持ち歩けば、健康づくりもサポートにもなるという。

 同社によると「SUKOYAKAの伝言板機能でコミュニケーションを取れ、実際にSUKOYAKAを介して連絡を取る機会が増えたという利用者の皆様の声が多数寄せられています」とのこと。【A.Yagisawa】

(※)画像出展「日本光電工業」プレスリリースより

【関連URL】
◎「“親と過ごす残り時間”可視化ツール」
http://sukoyakatsunagari.com/

◎みまもりシステム『SUKOYAKA』
https://www.sukoyaka.ne.jp/

◎日本光電工業株式会社
http://www.nihonkohden.co.jp

 
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