みまもりプレス

2017年11月09日(木)

多言語案内ロボットの実証実験の実施発表

「都庁舎サービスロボット実証実験」参画で:NTT東日本

 NTT東日本(本社:東京都新宿区)では、2017年11月から東京都が実施する「都庁舎サービスロボット実証実験」に参画する。今回の同社の実験では、コミュニケーションロボット『Sota(ソータ)』とタブレットを組み合わせて、都庁舎内への来庁者に対する「多言語案内」などについてのデータを収集する。

 同社では、2016年9月よりクラウド型ロボットプラットフォームサービス『ロボコネクト』の提供を開始し、主に介護事業者向けに販売してきたが、介護用途以外のさらなるニーズも高いという判断のもと、本実証実験の参画にいたった。

 まず、利用者はタブレットに表示された3カ国語(日本語・英語・中国語)から言語を選び、その言語別に表示されたメニューを選択して、目的のコンテンツを検索すると、『Sota』が選択された言語で音声案内を実行する。

 今回の実験では「人が集まる雑音の多い環境下での多言語音声認識の実用性確認」「1台のロボットで多言語対応するための言語識別技術の実用性確認」「受付、案内業務におけるスムーズな情報提供方法」などが検証される予定。

 同社では今後、こうした実証実験で得たデータを生かして「多言語対話技術」の商用化の検討を進めてゆく。また、さまざまな企業と協業して、深刻化する人材不足の解決に向けて、業務稼動削減につながるロボットを活用したサービスを提供していく考えを示した。

 なお、東京都が実施する今回の「都庁舎サービスロボット実証実験」は、都がめざす、先端技術の実用化と、2020年の「ICTショーケース化」の実現にむけて行なわれるもの。 【A.Yagisawa】

(※)画像出展「NTT東日本」プレスリリースより

【関連URL】
◎東日本電信電話株式会社(NTT東日本)
https://www.ntt-east.co.jp

◎ヴイストン株式会社
https://www.vstone.co.jp

◎東京都公式ホームページ
http://www.metro.tokyo.jp

 
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