みまもりプレス

2018年06月14日(木)

名古屋の高齢者施設で「見守り捜索サービス」実証実験開始

予期せぬ外出も専用レーダーで捜索:中部電力×加藤電機×悠山会

 中部電力(本社:名古屋市東区)と加藤電機(本社:愛知県半田市)では、「高齢者見守り・捜索サービス」の実証実験を開始する。この実験は医療法人悠山会(本部:名古屋市天白区)の協力を得て、高齢者施設において実施される。

 「見守られる人(=高齢者)」の位置情報や、施設からの入退情報などを、スマホやパソコンから確認できるという加藤電機開発によるシステムを活用。たとえば高齢者が履く「靴」などに、電波を発信する「端末」を収納。施設から入退去した際、速やかにメールで「見守る人(家族や施設管理者)」に通知されるという仕組み。

 また、高齢者が予期せずに屋外に出てしまった場合、「見守る人」は専用Webサイトで端末のおおよその位置情報や通過履歴を把握し、専用のレーダーで捜索することもできる。(レーダーの誤差は50cmの精度とのこと)

 今回の実証実験では、「高齢者施設」の入居利用者(見守られる人)が負担なく端末を携帯できるかや、施設入退去時のメール通知が確実に機能するかどうかなどを検証する。

 中部電力では、この実験で電柱に通信機器を設置して端末が発する電波の受信を担う。同社ではこのような「ICT機器」を活用した電柱の高度利用に関する検討を進めている。

 悠山会は、施設の提供や実証運営を担うことで、今後の施設運営の高度化を目指すという。  なお、本実証実験の通信方式は「LPWA(SANフラワーオリジナル方式)」が採用されている。 【A.Yagisawa】

(※)画像出典『中部電力』プレスリリースより。(ソース元:アットプレス)

【関連URL】
◎中部電力株式会社
https://www.chuden.co.jp

◎中部電力株式会社
http://www.kato-denki.com

◎医療法人 悠山会
http://www.yuzankai.com

 
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