みまもりプレス

2018年06月15日(金)

『アプリを使った高齢者見守りプロジェクト』実証実験開始

埼玉県横瀬町が取り組む「よこらぼ」を通じて6ヵ月間:リバティ・イノベーション(他)

 ソフトウェア開発などを手がけるリバティ・イノベーション(本社:埼玉県さいたま市)では、埼玉県横瀬町(よこぜまち)が取り組む『横瀬町とコラボする研究所:よこらぼ』を通じて、同地域に住む高齢者を対象に見守りサービスアプリ『みまサポ2』の実証実験を7月より開始する。

 本実験は同社と、情報通信機器の開発などを手がけるナカヨ(本社:群馬県前橋市)の業務提携によって実現。

 見守りサービスアプリ『みまサポ』とは、「電話機型端末(AIO-51)」(写真下)を活用して、「見守る側」と「見守られる側」のコミュニケーションのきっかけを作ることで、安否確認をするというもの。

 具体的には、「見守られる側(=例えば高齢の親)」が、電話機にその日に歩いた歩数や体調などを入力して「見守りスタートボタン」を押すと、入力した内容がメールに変換されて「見守る側(=家族)」へ送信される。家族は届いたメールで離れて暮らす親の安否が確認できるだけでなく、歩数の増減からは体調の良し悪しが、また、1日の出来事からは知らなかった生活の様子などがわかり会話のキッカケに繋がることを促すというもの。

 さらに、前回の操作から「24時間経過」しても操作されない場合、まず、電話機が「大丈夫ですか?」と音声で呼びかけ、それに応答がないまま30分が経過すると、「異常を知らせるメール」が家族へ送信しされる機能も搭載している。

 同サービスの特徴は、「カメラ」や「センサー」などを使った機会的な「生存確認」ではなく、「普段は家族間のコミュニケーションを促進し、そのコミュニケーションが途切れた時に異常を疑う」というあくまでもコミュニケーション重視となる見守りのカタチにこだわった点。【A.Yagisawa】

◎実証実験の概要 (1)協力地域:横瀬町全域

(2)参加者:見守られる側=横瀬町在住の高齢者(60~80歳/20名)
・電話機型端末(AIO-51)を使用して参加(10名)
※電話機型端末は、ナカヨから貸与(インターテルジャパン社製品)
※インターネット回線が必要
・手持ちのスマホを使用して参加(10名)
※スマホにアプリをインストール

(3)実施内容
1 見守られる高齢者を募集
2 見守られる高齢者は、24時間毎に1回アプリを利用
(操作のタイミングは任意)
3 要安否確認者が発生した場合、状況確認担当にメール通知を行い、
実際に要安否確認者の状況を確認してもらう

(4)実証実験期間
2018年7月より6ヵ月間

(※)画像出典『リバティ・イノベーション』プレスリリースより。(ソース元:アットプレス)

【関連URL】
◎株式会社リバティ・イノベーション
https://www.liberty-gr.com/

◎株式会社ナカヨ
http://www.nyc.co.jp

◎よこらぼについて(埼玉県横瀬町)
https://yokolab.jp/

 
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