みまもりプレス

2019年5月13日(月)

栄養不足を解消して「認知症予防につなげたい」

食事宅配サービスで地域の見守りにも貢献:齋藤アルケン工業&コーヒン商会

 介護事業を展開する齋藤アルケン工業(島根県浜田市)では、給食宅配事業のコーヒン商会(島根県浜田市)と共同で行う高齢者向け食事宅配サービス『やさしい食生活』をリニューアルスタートさせた。

 浜田市を中心とする本サービスは、管理栄養士が監修した「調理済み食材」を真空の状態で在宅まで届けるというもので、「調理を簡素化し、手間をかけずにバランスの良い食事を美味しくいただける──」というのが特徴。

 特に「低栄養」によってリスクが高まる病気とされている「認知症」に着目し、「栄養不足を改善して予防につなげたい──」という目的意識のもとで展開されているという。

 本サービス発足のきっかけとして掲げられているのが、「私たちが在宅介護に関わる中で、食事の支度や買物が億劫になり、食事の関心も減り、食生活も不規則、栄養摂取が減少するという状況に似たケースを目の当たりにすることが多くありました。ある山間部の保健師さんが『この地区は買い物するところもないため、食生活がままならず、多くの方が認知症の傾向があります。食生活を改善できれば、施設や病院に行くこともなく、在宅生活が安心して送れるのに……』とおっしゃっているのを聞いたことからでした──」ということ。

 「介護に関わる会社として、住み慣れた家で安全に生活し続けて欲しいという思いも込めてサービスを開始いたしました」としている。(齋藤アルケン工業)

 こうした、同社の使命感のもと給食宅配事業のコーヒン商会と連携することで、サービス化が実現。配達時に安否確認なども行えるので「地域の見守り隊の役目も担っています」とのこと。

 現在、「200食/月」以上を主に浜田市内の高齢者世帯に販売している。 【A.Yagisawa】

 

(※)画像出典『齋藤アルケン工業』プレスリリースより。(ソース元:アットプレス)

【関連URL】
◎有限会社齋藤アルケン工業
https://hohoemilife-shimane.com

◎株式会社コーヒン商会
http://ko-hin.jp

 
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