みまもりプレス

2019年5月20日(月)

新たな「カーテレマティクス」が目指す事故回避

運転者を見守るドライブレコーダー『TMX-DM03』:エコモット&パイオニア

 IoT専業のソリューションベンダーであるエコモット(札幌市中央区)とパイオニア(東京都文京区)では、通信型2カメラドライブレコーダー『TMX-DM03』を活用した次世代カーテレマティクスソリューションの提供を開始する。2019年6月3日より。

 本ソリューションでは、拡大を続ける「MaaS市場」に向けた、先進的な運転支援システム『Intelligent Pilot』およびハードウェア供給をパイオニアが行い、クラウドアプリケーションの開発とサービス運用保守をエコモットが手がける。

 このサービスが提供されることでドライバーは、「走行エリアの天候、車両の走行速度やドライバー自身の運転傾向」などからパーソナライズされた適切な運転アドバイスや警告を、リスクが顕在化する前の段階で受け取ることができるようになるという。

 本ソリューションの要である『TMX-DM03』の主な機能としては
(1)「眠気検知機能」「わき見検知機能」など、赤外線対応車室内カメラでのドライバーモニタリング機能を搭載
(2)「前方車両接近検知機能」「片寄走行検知機能」など、前方カメラによる「ドライバーの危険運転」を検知する安全運転支援機能を搭載
(3)その他、デジタル地図データやプローブデータ、事故発生地点、天気などの各種データと、ドライバーの運転傾向などから事故のリスクをリアルタイムに予測し、事故リスクが高い場合のみ注意喚起・警告を行う機能に、デジタル地図データとGPSの位置情報を用いて、ドライバーごとの潜在的なリスクまでを診断するAIスコアリング機能『YOUR SCORING』などを搭載している。

 本ソリューションの提供にあたりエコモットでは「AIリスク分析に基づく事前警告によって、ドライバーの『認知や判断』といった事故回避に必要な初期行動をアシストします。従来技術に比べてよりアクティブで本質的なリスク回避が可能となり、近年顕著に増加している家庭用乗用車による痛ましい事故に対しても、大きな抑止効果が期待されます──」と発表した。 【A.Yagisawa】

 

(※)画像出典『エコモット』プレスリリースより。(ソース元:アットプレス)

【関連URL】
◎通信型2カメラドライブレコーダー『TMX-DM03』の製品概要
https://www.ecomott.co.jp/product/tmx-dm03

◎エコモット株式会社
https://www.ecomott.co.jp/

◎パイオニア株式会社
https://jpn.pioneer/ja/

 
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