みまもりプレス

2019年12月30日(月)

認知症の人と作った『小銭が取り出しやすい財布』

認知症×デザイン「トークセッション&報告会」で発表:DFCパートナーズ

 DFCパートナーズ(東京都小金井市)ではこのほど、認知症の人とともに行う商品開発プロジェクト第一弾商品として『niho(にほ)小銭が取り出しやすい財布』を開発した。

 この商品開発プロジェクトは、「認知症の人の気づきや意見を社会のものづくりに反映して商品化する」という新しいスタイルの商品開発。発案者は、DFCパートナーズが運営する『認知症の人と家族のためのオンラインストアdfshop』店長の清水祥子氏で、外出時、自分で支払うことが難しくなった認知症のお父さんの姿から、「認知症の人が使いやすい構造の商品があれば生活の困りごとを減らせるのではないか──」と、立案にいたったという。

 この商品のブランド名『niho(にほ)』は、認知症でも介護を必要とせず自宅で暮らす人が多いこと、その存在が社会に認識されて、認知症の人が使う想定で設計された商品が当たり前に買える社会をめざしたいという思いから、「認知症の人の暮らしを応援するブランド」として2019年12月に誕生した。

 年明け2020年1月10日には、今回の商品完成を記念した「トークセッション」が都内で開催される。(イベント概要は下記参照)【A.Yagisawa】

【トークセッション&財布プロジェクト報告会】
開催日:2020年1月10日(金)19:00〜21:00
会場名:アーツ千代田 3331[1F]コミュニティースペース
アクセス:東京都千代田区外神田6丁目11-14
申し込み方法: https://forms.gle/9ojBspKLjRz3pUt77
参加費:無料

──イベントプログラム──
第1部◎トークセッション「デザイン×認知症」
ゲスト:
丹野智文氏(認知症当事者)
下河原忠通氏(株式会社シルバーウッド代表取締役)
モデレーター:徳田雄人(株式会社DFCパートナーズ代表取締役)
第2部◎認知症の人と一緒に開発した財布プロジェクト
清水祥子(株式会社DFCパートナーズ 財布プロジェクト・リーダー)



(※)画像出典:『DFCパートナーズ』プレスリリースより。
(ソース元:PR TIMES)

【関連URL】
◎株式会社DFCパートナーズ
http://dfc.or.jp/dfcp

 
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