みまもりプレス

2020年1月16日(木)

「AIと電力データを用いたフレイル検知」実証実験を開始へ

『フレイル早期発見』実現し、地域が抱える介護予防の課題解決目指す

 ホームIoTサービス『ネコリコホームプラス』を展開するネコリコ(東京都千代田区)では、日本データサイエンス研究所と、東京大学大学院情報学環 越塚登研究室との共同で、『AIと電力データを用いたフレイル検知』に関する実証実験を実施する。

 本実験は、「東京大学と三重県との連携・協力に関する協定」に基づき、2020年1月21日設立予定の「東大・三重連携 介護予防に向けたAI・データ活用研究会」(会長:越塚登/東京大学大学院情報学環教授)との連携によって、東京大学地域未来社会連携研究機構、東京大学高齢社会総合研究機構、三重大学、三重県、東員町(三重県)などが参画して、東員町における2020年中の実施に向けて共同実験が進められるという。

 東京大学大学院情報学環 越塚登研究室、ネコリコ、JDSCの3者は2019年4月より、電力データを活用したスマートホームソリューション高度化に関する技術の共同研究の下で、「スマートメーター」から取得可能な電力データや各種センサデータとAI(人工知能)を活用し、家庭の見守り等に資する技術を研究開発に取り組んできた。

 特に単身高齢世帯に対し、AIが電力データなどの各種データから、フレイルの簡易判定を行う技術検討が進められているという。

 実験実施を発表したネコリコでは「本技術の共同実証を通じて、漏れのない『フレイル早期発見』を実現し、地域が抱える介護予防の課題解決を支援するべく、本技術の社会実装を目指して取り組みます──」としている。 【A.Yagisawa】



(※)画像出典:『ネコリコ』プレスリリースより。
(ソース元:PR TIMES)

【関連URL】
◎合同会社ネコリコ
https://www.necolico.co.jp

◎株式会社日本データサイエンス研究所(JDSC)
https://jdsc.ai

 
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