みまもりプレス

2020年2月17日(月)

「IoT電球」で見守る実証実験の連携協定

むつ市、NTTコミュニケーションズ、NTTレゾナント、3者が締結

 青森県むつ市(庁舎:むつ市中央)と、NTTコミュニケーションズ(東京都千代田区)、NTTレゾナント(東京都港区)の3者は、通信SIMを内蔵したLED電球を用いた『高齢者を対象とした見守りサービスに係る実証事業の連携協定』を締結した。(2020年2月12日)

 本協定では、むつ市在住の高齢者宅のトイレに設置した「IoT電球『goo of things でんきゅう』」の点灯記録をクラウドに蓄積・解析し、離れた場所にいる家族や行政職員のスマホなどへの通知を行う。これにより、家族や行政職員は、高齢者の生活・健康状況におけるさまざまな変化を把握できるようになり、効率的な「見守り活動」を実現するというもの。協定3者の発表によれば、自治体の福祉業務における「IoT電球」の活用は、日本初の取り組みとのこと。

 本協定にもとづく連携事項は下記のとおり。
(1) 家族や行政職員などによる高齢者の見守り活動の効率化に関すること
(2) 家族や行政職員などに対する高齢者の安心安全に関する情報提供に関すること
(3) その他本協定の目的を達成するために必要な事項

 『goo of things でんきゅう』は、NTTレゾナントのIoTサービス『goo of things』における、IoT電球を活用した高齢者見守り機能の一つ。トイレなど毎日利用する場所に設置したIoT電球経由で電球の点灯記録をクラウドへ送信し、データを蓄積・解析するというもの。

 さらに『goo  of things』アプリを使い、例えば「5時間連続で点灯している」など任意に指定できるタイミングで、アラート通知を家族や行政職員などのスマホで受け取ることができる。

 NTTコミュニケーションズは、実証事業のマネジメントに加えて、取得したデータとむつ市の医療や福祉データとの連携に関するコンサルティングを実施する。これによって「むつ市」は、高齢者の生活や健康状況を推察し、家族と連携して、適切なタイミングでの訪問や電話連絡などを実施でき、見守り活動の効率化を実現するという流れ。

 むつ市では今後、本協定で得られた成果をもとに、福祉業務の効率化と拡充に取り組むことで、「市民のさらなる安心して暮らせる街づくりを追求していく──」としている。 【A.Yagisawa】



(※)画像出典:『むつ市、NTTコミュニケーションズ、NTTレゾナント』プレスリリースより。(ソース元:アットプレス)

【関連URL】
◎青森県むつ市
https://www.city.mutsu.lg.jp

◎NTTコミュニケーションズ株式会社
https://www.ntt.com/index.html

◎NTTレゾナント株式会社
https://www.nttr.co.jp

◎『goo of  thingsでんきゅう』協業パートナー募集開始
(2020年2月4日発信)
https://pr.goo.ne.jp/goo/2020/25225/

 
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