キッセイコムテック（長野県松本市）では、自宅で診療を受けられる「オンライン診療」を支援するクラウドサービスを開始。「2020年6月」まで無償提供する。

　同社では、信州大学とともに、地域包括ケアシステムの実現をサポートする『トリニティケアクラウド』に、ビデオ通話機能を連動させ、患者の診察、服薬指導をリアルタイムで行うことのできる『オンライン診療』の実現を目指して実証実験を進めてきた。

　これによって、遠隔地在住や移動困難な患者でも適切な医療・サービスを受け、安心して自宅での療養を続けることができるようになり、また、医療・介護従事者にとっても、患者に関する情報の蓄積はもちろん、ビデオ通話機能を利用した多職種連携Web会議を通して、地域と基幹病院の連携、専門機関への相談など、業務効率化、負担軽減、働きやすい環境づくりの推進に効果があるとしている。

　このほど、先の実証実験での有効性が確認できたことで「オンライン診療」機能を追加したトリニティケアクラウドのサービス提供を開始。さらに、2020年6月末まで「無償提供」を実施するという。

　同社では「今回、ご利用いただく医療・介護従事者の皆さまからのフィードバックをもとに、地域社会の健康と福祉に貢献できるよりよい製品開発を進めます——」としている。 【A.Yagisawa】

（※）画像出典：『キッセイコムテック』プレスリリースより。
（ソース元：アットプレス）

【関連URL】
◎『トリニティケアクラウド』製品URL
https://www.kicnet.co.jp/solutions/medical/trinitycare/

◎キッセイコムテック株式会社
https://www.kicnet.co.jp