みまもりプレス

2020年8月17日(月)

「備えて安心」常時2万食の冷凍弁当をストック

ユーザーへの食事提供を止めないための対策として:シダックスフードサービス

 シダックスフードサービス(東京都渋谷区)では、新型コロナウイルスの感染者が施設内で発生するなどの緊急事態に対応すべく、常時「2万食」の冷凍弁当の保管を実施している。(2020年5月1日より)

 同社は全国の社員食堂、学校(給食・学食)、病院、高齢者福祉施設などで、1日70万食以上を提供。そのうち約3割は医療処置が必要な患者、介護が必要な高齢者などへの食事であるため、緊急事態であっても食事提供を止められない施設が多いのだという。

 今回の取り組みは、施設内で働く職員や、給食を調理する同社スタッフが新型コロナウイルスに感染するなどの理由で、施設内の立ち入りに制限が発生した場合でも、ユーザーへの食事提供を止めないための対策として発案されたもの。冷凍弁当は、一般向けの「常菜食」、また見た目は常菜食と変わらず、長時間煮込むなどして柔らかく作られた「軟菜食」、素材の味わい・彩りをそのままにムース状に固めた「ソフト食」の3種類。

 朝・昼・夕の3食、7日間分の献立を活用することで、長期間の提供が可能という。シダックスグループで食材や消耗品などの一元物流を担当し、全国に物流網を持つエス・ロジックスが提携する、物流センター2カ所(関東エリア1カ所、関西エリア1カ所)にて保管されている。

 5月からの常時保管に先立って、4月末に西日本エリアの受託施設に勤務の職員に新型コロナウイルス陽性者が出た際、17日間、約5,000食が提供された事例もあるという。

 「今後も新型コロナの第2波、第3波に備え継続するとともに、緊急事態を想定した取り組みとして実績とトライアルを重ね、お客様への食事提供を絶やさないためのスムーズな対応を実施してまいります──(シダックスフードサービス)」 【A.Yagisawa】




(※)画像出典:『シダックスフードサービス』プレスリリースより。
(ソース元:アットプレス)

【関連URL】
◎シダックスフードサービス株式会社
https://www.shidax.co.jp/corporate/group/shidax-food-service/

 
ページのトップへ戻る