みまもりジャーナル

2016年04月14日(木)

介護事業者の視点で提供される「生活支援IoT」

高齢者生活支援IoT 『CareEye(ケアアイ)』:インフィック

介護総合支援事業を展開するインフィック(本社:静岡市葵区)では、高齢者生活支援IoTプラットフォーム『CareEye(ケアアイ)』のサービスを今春よりスタートさせる。

同サービスは、高齢者が住み慣れた自宅で自立した生活を継続することを目指す。IoT機器とクラウドサービス・マシンラーニングなどを活用して、離れて生活する家族には「見守り」を通して安心を提供する。

これらは同社グループが長年培ってきた介護事業運営ノウハウをバックボーンとなっているという。

生活支援IoT機器(各種センサー)を高齢者宅に設置し、日常生活・行動データを見える化する。取得されたデータはクラウド上で管理・蓄積され、AI・機械学習で分析されたデータは「BtoC」「BtoB」それぞれに応用、活用ができる。

既存の「見守りサービス」の差別化要素として同社では「複数の生活支援IoT機器を統合。高齢者の日常生活全般をトータルで支援すること」や「生活支援IoT機器から上がってきた情報を家族に伝えるだけではなく、現状に適した介護などのサービスや福祉用具の利用などの提案を行うこと」、さらに「介護状態になる前からの導入を促進することで、家族はもとより、本人でさえも気づきにくい加齢に伴う変化(たとえば認知症など)を初期段階でキャッチして、早期に対応することで負担を減らすこと」などを挙げている。

「CareEyeセンサー」は、見守り対象者となるユーザー(高齢者)の運動量、また設置された室内温度・湿度・照度などを計測、その状況はスマートフォンアプリなどでリアルタイムに把握できるというもので、異常検知時にはメールなどで通知するサービスが今春からスタートする予定。

さらに、既に提供されているRamrock社の認知症老人徘徊感知機器『Ramrock eye’s』との連携や、睡眠マネジメントが可能な新たなベッドセンサー、次世代のCareEyeセンサーなどの開発も進んでおり、順次提供されていく。 【YG】

インフィック
http://www.infic.net

 
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