みまもりジャーナル

2016年10月12日(水)

既存のベッド脚に簡単装着する介護ベッド用離床センサー

加重によるセンサーの変形でユーザー状態を検知『SHOCARES』:昭和電工

昭和電工(本社 東京都港区・市川秀夫社長)では、介護ベッド用離床センサー『SHOCARES(ショウケアス)』を販売を開始した。

軽くて剛性が高いアルミニウムの特性が生かされた製品。加重によるセンサーの変形を、電気信号に変換して重量を測定するというもので、「寝ている状態」「離床」など人の動きによるわずかな重量変化を基に、同社独自のアルゴリズムを用いて動き出しや起き上がり、腰掛け状態といったユーザーの細かい動作を検知してくれる。

こうした方法でユーザーを見守り、その離床を予知して、看護・介護者に通知することで、転倒・転落のリスクの軽減につなげる。加えて、体重測定のほか、睡眠状態の判定や、蓄積データから対象者の生活パターンの解析などもできるという。

すでにベッド内蔵型センサーとして採用実績のある本システムだが、この『SHOCARES(ショウケアス)』は、ベッドの脚部4カ所の下に敷く床置きタイプなので、既存のベッドに簡単に設置することもできる。

ユーザーの状況はリアルタイムにパソコンで閲覧できて、離床を予知した際には、スマートフォンでメール通知を受け取ることも可能。

同社では「ベッドを買い替える必要がないことから比較的導入しやすく、手元で利用者の状況を把握することができるため、巡回などの看護・介護者の負担を軽減します」としている。【YG】

10月12日(水)より始まった『国際福祉機器展H.C.R.2016』にも出展。
(10月12日(水)〜14日(金)東京ビッグサイト)

◉昭和電工
http://www.sdk.co.jp/

 
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