みまもりジャーナル

2016年10月20日(木)

介護ベッドが「車いす」に変形して分離

ユーザーの離床と介護者の負担軽減目指す『リショーネPlus』パナソニックエイジフリー

パナソニック エイジフリー(本社 大阪府門真市・和久定信社長)では、離床アシストロボット『リショーネPlus(プラス)』を発売する。2017年1月を予定。

本製品は「ベッドが車いすに分離する」という画期的な設計で、重介護度のユーザーの離床を促進し、また、介護スタッフの負担を軽減するという「介護ロボット」。

「特別養護老人ホーム」や「介護付有料老人ホーム」などの高齢者施設向けに展開が図られる。

介護における「移乗時の事故リスク」、また併せて「介護スタッフの腰痛」などの課題が、「ユーザーを持ち上げない介護」への期待を高めているなか、同社では現場のニーズが非常に高い「移乗支援」にフォーカスした「介護ロボット」の開発、商品化を推進してきた。

2014年6月にはリリースされていた本製品の前身である『リショーネ』は、「車いすの配置が右側に限定される設計であったため、部屋の間取りによっては使用しづらい」などの課題が挙げられていたが、今回の『リショーネPlus』ではそうした課題をクリア。導入時の組み立ての際に車いすの配置を左右自由に選べるようになり、様々な間取りに対応可能となった。

さらに「カバー付きアームレスト」、「背足が連動する電動リクライニング」など、安全性・快適性にも配慮がなされた。また、操作器にも工夫が施され、音声ガイドと液晶表示で車いすの分離・合体操作を案内してくれるなど、初めて使用するユーザーでも、安心して操作できるように改良された。 【YG】

◉パナソニック エイジフリー
http://panasonic.co.jp/es/pesaf/

 
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