みまもりジャーナル

2016年11月09日(水)

約8割の人が「介護ロボットの身体介護」を容認

気を遣わなくてすむからという理由多く:オリックス・リビングが調査結果公開

有料老人ホーム・高齢者住宅運営のオリックス・リビング(本社 東京都港区・森川 悦明社長)では、11月11日の「介護の日」にちなみ、全国の40代以上の男女を対象に「介護に関する意識調査」を実施、その結果を公開した。

本調査は毎年実施されており、今回で第9回目となる。

今回の調査内容では、
「介護と仕事の両立について」
「認知症について」
「介護ロボットについて」
「家族と自身の介護について」
「高齢者向けのファッションについて」などのテーマに沿って1,238 名の男女(男性 747 名、女性 491 名/40代以上)から回答を得た。

それぞれ興味深い調査結果であるが、本紙『みまもりジャーナル』ではこの中から「介護ロボット」についての調査に着目した。

本調査の設問は「あなたが今後介護される立場になった場合、介護ロボットによる身体介護を受けたいですか?」というもの。

この中で、男女67.8%の人が「ロボットが推奨されていれば受けてもよい」と答えている。ちなみに「ロボットによる身体介護は受けたくない」と答えた人は20.8%という結果だが、介護ロボットの介護を「積極的に受けたい」と答えた9.9%の人を加えると、介護ロボットを肯定的に捉えている人は約8割に達していた。

さらに肯定派の理由を見てみると、「ロボットは気を使わないから」(50.7%) 「本当は人の手が良いが気を使うから」(29.1%)、「ロボットの方が安心・安全そうだから」(11.7%)などが上位を占めた。

ロボットによる身体介護は受けたくないと答えた約2割の人が挙げた理由としては、「人の手で介護されたい から」(50.7%)、「ロボットが安心・安全に思えないから」(29.1%)、「ロボットは冷たいイメージがあるから」(11.7%)という答えだった。【YG】

◉本調査実施公開:オリックス・リビング
◉調査方法:インターネットリサーチ
◉サンプル数:1,238
◉対象:全国の 40 代以上の男女
◉実施期間:2016 年10月6日

◉オリックス・リビング
http://www.orixliving.jp

 
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