みまもりジャーナル

2016年11月17日(木)

IoT向け「LPWA」技術を駆使した見守り捜索サービス開発

39Meister、ヘッドウォータースとの連携で『LiveAir』開発進行中:LiveRedge

LiveRidge (ライブリッジ:本社 東京都港区:澤和寛昌社長)では、「LPWA」技術を活用した認知症高齢者の見守り捜索クラウドサービス『LiveAir(ライブエアー)』について発表した。

同サービスの開発にあたっては、ハードウェアの開発パートナーとして39Meister(サンキューマイスター:NTTドコモとハタプロの共同事業)と、また、捜索システムのソフトウェア開発パートナーとしてヘッドウォータース(本社 東京都新宿区:篠田庸介社長)と相互連携。このほど、同サービスの評価版を用いて実施した「捜索実証実験」にも成功し、その有用性が確認できたことについても報告した。

「LPWA」とはIoTの分野で「Low Power、Wide Area」を指し、新たな通信技術として現在注されており、同社では低コストかつ耐久性の高い「見守りサービス」を開発するにあたって、この「LPWA」技術の活用が有効であると考えている。

警察庁の統計によれば、「認知症」またはその疑いによる行方不明者は全国で1万2,208人を記録(2015年)。3年連続して1万人を超える結果となっていることから、「早急に対策を講ずべき日本の社会的問題」と捉えられている。

同サービスの評価版については、2016年10月に東京都世田谷区の介護デイサービス「イデア北烏山」の協力を得て、認知症高齢者の行方不明を想定した「捜索実証実験」が行なわれ、早期発見に成功するなど一定の手応えをつかんだ。

同社では「今後もLiveRidgeは、本サービスの2017年春の本格市場導入を目指し、システム開発を進めてまいります。また、同様の位置検索ニーズを持つ防災・災害対策や子供の安全等に、サービス範囲を広げていく予定です」としている。 【八木澤】

◉LiveAirの紹介ページ
http://www.liveair.liveridge.com/

◉39Meister
http://www.francebed-hd.co.jp

◉ヘッドウォータース
http://www.headwaters.co.jp/

 
ページのトップへ戻る