みまもりプレス

2018年06月18日(月)

介護施設の負担を軽減する「見守りロボットサービス」

覚醒、離床などを検知して通知し、さらにコミュニケーションも:NTTデータ

 NTTデータ(本社:東京都江東区)では、介護施設向け見守りロボットサービス『エルミーゴ』の提供を開始した。

 このサービスは、施設利用者のベッドサイドに設置されたセンサーとロボットが連動して、利用者の状態検知、介護スタッフへの通知、ロボットからの声掛けなどを行なうことができるというもの。

 センサーは「覚醒・起き上がり・離床」などの状態を検知して、スマホに通知。ベッド上の様子をシルエット画像により「プライバシー」にも配慮されたかたちで確認することができ、介護スタッフはケアの優先順位や駆け付け判断を離れた場所から行なうことができる。これが職務の負担軽減、そして質の高い介護サービスの提供に寄与するとしている。

 さらに「見守り機能」に加えて「コミュニケーション機能」も兼ね備えており、ロボットとの会話によって、利用者とのコミュニケーションを促進させることもできるという。

 介護スタッフは、スマホのボタンひとつで、ロボットから声を掛けることができる。例えば「転倒リスク」のある利用者に、ロボットから「どうしましたか?スタッフの人が来るから待ってくださいね──」など、離れた場所にいるスタッフに代わって声を掛けることで、転倒を未然に防ぐ一助にする。

 NTTデータでは「コミュニケーションロボットを活用した介護支援サービスの検討や実証実験を行ってきました。今回、これまでに行った検討を踏まえて、コミュニケーションロボットと高齢者向け見守り機能を組み合わせたサービスの提供を開始することとなりました」としている。

(※)画像出典『NTTデータ』プレスリリースより。(ソース元:日経プレスリリース)

【関連URL】
◎株式会社NTTデータ
http://www.nttdata.com/jp/ja/index.html

 
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