みまもりプレス

2018年07月30日(月)

「お墓じまい」に関するアンケート調査結果を公開

「墓じまい=お墓の撤去ではない」という結果に──:全国石製品協同組合

 経済産業省公認団体である全国石製品協同組合(以下 全石協)(全石協/本部:東京都港区)では、いわゆる「お墓じまい」を行なった人にアンケート調査を実施、その回答結果の概要をまとめ公開した。調査対象となったのは「お墓じまい」を実行した全国30才以上の男女141人。

 まずは「お墓じまい」を行なった理由として「継承者がいない」と答えた人が62.8%だった。次いで「お墓が遠い(17.5%)」、「お墓の維持費が高い(13.1%)」、そして「子供に迷惑をかけたくない(6.6%)」という回答もあった。ここでは「維持費」などの経済的な理由より、「継承者がいない」・「お墓が遠い」などの物理的な問題が理由の大半を超えた。

 これから「お墓じまいを──」と考えている人にとって気になる「お墓じまい後、お骨をどうするか」という点だが、本調査では「新しいお墓を建てて納骨(42.3%)」、また「納骨堂(16.1%)」、「永代供養墓(14.6%)」と続き、一部だが「海洋散骨」や「樹木葬」という回答もあった(グラフ参照)。

 ここで同協会は調査の「まとめ」として、回答者の8割を超える人が、『お墓じまい』について「お墓を不要としてしまうことではなく」、お墓の引越し(改葬)のひとつのプロセス(お墓の撤去⇒お墓の移動⇒移動先のお墓への納骨)であることが示される結果となったことを挙げた。

 「“墓じまい”という言葉が、ネットやマスメディアで多く取りざたされる際には、墓じまい=お墓を撤去して納骨場所を無くしてしまい墓参などの供養行為を行なわない。と言った、あたかも『日本人の供養心が薄れている』や『お墓離れが進んでいる』という論調が散見されるが、当アンケートの結果、実際に“墓じまい”を行う人は、お墓を別に用意し、その中でも“新しいお墓”を建て、先祖や故人を供養し続けるのが最も一般的な姿であることが、このアンケートで示された」(同協会プレスリリース本文より)

(※)画像出典『全国石製品協同組合』プレスリリースより。(ソース元:PR TIMES)

【関連URL】
◎全国石製品協同組合
http://zenseki.or.jp

◎お墓の引越しドットコム
http://www.ohakanohikkoshi.com/

 
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