みまもりプレス

2018年10月31日(水)

独居高齢者の「フレイル」重症化防止に向けた研究開発開始

『Tablet PaPeRo』を用いたコミュニケーションシステムを開発へ:NEC

 NEC(日本電気/本社:東京都港区)では、主に独居高齢者における「フレイル(虚弱状態)」の重症化防止に向けて、タブレット端末を活用した「コミュニケーションシステム」の研究開発を開始する。

 この研究開発には、同社のバーチャルアシスタント『Tablet PaPeRo(タブレット パペロ)』が活用される。『Tablet PaPeRo』は、同社のコミュニケーションロボット『PaPeRo(パペロ)』の利用実績やノウハウが盛り込まれており、季節・時間帯に応じた声かけや服薬・通院などのスケジュール通知、フレイル防止などを行うコミュニケーション機能や日々の体調を把握する「対話型AI(チャットボット)」の開発につなげてゆく。

 また、虎の門病院の大内尉義院長(東京大学名誉教授、日本老年医学会前理事長)と、東京大学の小川純人准教授による監修のもと、高齢者とのコミュニケーションで取得した「表情・音声データ」に基づいて、フレイルの進行状況などが分析される。さらに、ふくろうクリニック等々力の医師・臨床心理士との共同による、重症化対策に効果的な声掛け条件・内容の評価・検証なども行われるという。

 併せて、世田谷区居住の独居高齢者を対象に、本システムの有効性検証が2019年4月から実施される予定。(ふくろうクリニック等々力の協力による)

 その他詳細情報は下記サイトを参照。 【A.Yagisawa】

(※)画像出典『NEC』プレスリリースより。(ソース元:日経プレスリリース)

【関連URL】
◎独居高齢者におけるフレイル(虚弱状態)の重症化防止に向けた
コミュニケーションシステムの研究開発について
https://jpn.nec.com/press/201810/20181026_03.html

◎日本電気株式会社:NEC
https://jpn.nec.com

 
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