みまもりプレス

2018年11月05日(月)

地域コミュニティをサポートする見守り無線機

通信相手の相対位置や、PCなら地図上の位置確認もできる:アイコム

 アマチュア無線機のパイオニアであるアイコム(本社:大阪市平野区)では、デジタル小電力コミュニティ無線機『 IC-DRC1』の発売を11月中旬より開始する。本機の特徴は「地域の安全・安心・快適をサポートする」というもので、一般社団法人電波産業会が今夏に策定した「地域コミュニティの安心・安全を守る無線機の標準規格〝デジタル小電力コミュニティ無線システム〟」の新規格に対応しているという。

 新規格無線機は「GPS」を搭載していることが大きな特長で、通信相手となる『IC-DRC1』 の相対位置がわかり、見守りが必要な高齢者や、子どもの位置などを把握することができる。

 たとえば「南東の方向に約300m離れている──」などの情報が無線機本体画面に表示されるほか、無償ダウンロードしたソフトウェア『RS-DRC1』をインストールしたPCのネットワーク環境があれば、地図上に相手の位置を表示することもできる。

 さらに、通信範囲にいる相手の「周囲音」を遠隔操作でモニタリングできるので、異常の発生にいち早く気づいたり、状況によっては周囲への呼びかけも可能だという。また、使用にあたって「通信料」などのランニング費用がかからないという点も本機ならではの大きな特長。特別な資格や免許申請も不要なので誰でも手軽に使えるのだという。

 「通話距離」でみると、「市街地で約500m、郊外で2km」というスペックで、資格・免許なしで使える既存の無線機規格・特定小電力無線と比較して大きく飛躍した。

 「FMラジオ機能を搭載したほか、スマートフォンのようにUSBケーブルで充電できるなど、災害時の備えや、祭りやスポーツ大会、屋外レジャーなどで多人数に一度にすばやく連絡する際に便利なツールとしても活躍します」(同社リリースコメントより)

 メーカー希望小売価格は29,800円(税別)。 【A.Yagisawa】

(※)画像出典『アイコム』プレスリリースより。(ソース元:PR TIMES)

【関連URL】
◎アイコム株式会社
http://www.icom.co.jp

 
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