近商ストア（近鉄グループ／大阪府松原市）では、移動スーパー『とくし丸』との提携による『近商ストア3号車』の運行を開始する。2018年2月に同社「近商ストア生駒店」における「1号車・初運行」を小紙でもご紹介したが、今回の3号車は「近商ストア大和高田店」にて運行される。（2号車は、堺市南区槇塚台近郊にて運行中）

　同社は、激増する「買物弱者（買物難民）」に応えるべく「地域密着型のスーパーマーケット」として、これまでも主に奈良県北部の店舗を中心に、店頭購入商品を自宅まで届ける「宅配サービス」や、買物帰りに利用するタクシー代の一部を負担する「楽タクサービス」などを実施し、ユーザーサポートに取り組む。

　今回の移動スーパー『とくし丸』（近商ストア3号車）の運行については「お客様への更なる買い物サポートを目指して開始したもので、お客様のお宅に個別に訪問して販売を行うため、一人暮らし高齢者の『見守り役』にもつながります（同社リリースより）」としている。

　また同社では「買い物」という行為は、生活の中の「楽しみ」でもあることに着目し、現物を「見て・触って・感じて・選べる」ことができる『とくし丸』の運行を重要視。「より多くのお客様に買い物本来の楽しみを感じていただければ──（同社リリースより）」とのこと。

　今後も同社他店舗での運行も検討中で、将来的には計20台の運行を目指すという。

（※）移動スーパー『とくし丸』は、株式会社とくし丸（徳島市）が運営する軽トラックを活用した移動スーパーで、2012年よりサービスを開始し、現在、地域のスーパーマーケット１108社と提携し、全国44都道府県で385台が活躍している（2019年3月末時点）。 【A.Yagisawa】

（※）画像出典『近商ストア』プレスリリースより。（ソース元：アットプレス）

【関連URL】
◎株式会社近商ストア
https://www.kinshostore.co.jp/

◎株式会社とくし丸
http://www.tokushimaru.jp