みまもりプレス

2019年4月30日(火)

セラピー犬との触れ合いで「幸せホルモン量」が増加

高齢者とセラピー犬の双方に『オキシトシン』増加を確認:ユニチャーム

 ユニ・チャーム(東京都港区)では、東京農業大学農学部バイオセラピー学科動物介在療法学研究室の太田光明教授との共同で、「アニマルセラピー」を通じた高齢者とセラピー犬の触れ合いが双方にもたらす変化を研究。その結果の一部を公開した。

 公開結果によると、今回の研究により「高齢者とセラピー犬の双方において、幸せな状態を示すホルモンである『オキシトシン』分泌量の増加が見られる──」ということを発見。本研究結果は、ニューヨーク州で開催された『第15回IAHAIO』(2019年4月12日~14日)でも発表された。

■研究の概要
対象:高齢者施設入居者 累計37名、セラピー犬 累計35頭
時期:2018年3月~2019年4月(分析期間含む)
方法:以下の方法にて、高齢者とセラピー犬の唾液中のホルモン分泌測定と、
高齢者の心拍変動測定による自律神経バランス解析を実施した。(公開資料より)

 研究に協力した高齢者の多くは、アニマルセラピー実施中に笑顔になり、喜んでいる様子が見てとれた。『オキシトシン』分泌量は、「アニマルセラピー実施後」に増加したことから、セラピー犬との接触が、喜びをもたらすことが明らかになったとしている。また、セラピー犬も同様に、「アニマルセラピー実施後」に『オキシトシン』分泌量が増加したことから、「人と触れ合うことにより喜びを感じている──」ということも示されたという。 【A.Yagisawa】

 

(※)画像出典『ユニ・チャーム』プレスリリースより。(ソース元:アットプレス)

【関連URL】
◎ユニ・チャーム株式会社
http://www.unicharm.co.jp/

◎東京農業大学農学部バイオセラピー学科
https://www.nodai.ac.jp/academics/agri/hol/lab/406/

 
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