みまもりプレス

2019年5月22日(水)

『とろみ付き飲料専用サーバー』で介護施設を支援

「薄いとろみ、中間とろみ、濃いとろみ」など最大8パターンのとろみ提供:アペックス

 自動販売機の設置から運営管理までをトータル的に手がけているアペックス(愛知県大府市)では、医療・介護施設などに提供する『とろみ付き飲料専用サーバー』を開発した。(※現在特許出願中)

 本製品は、医療・介護施設の作業負担軽減と並行して、「とろみ付き飲料」の品質の安定化を目的に開発されたもの。一度で「最大2リットル」の調理が可能だという。

 原料については「ニュートリー(三重県四日市市)」の技術協力を受け、専用のとろみ材を使用。とろみをつけるための撹拌作業(とろみ調整)を自動化することで、安定した物性(テクスチャー)の飲料を提供できるとする。

 とろみは、嚥下(えんげ)機能に応じて、「薄いとろみ、中間のとろみ、濃いとろみ」の三段階から選べて、「最大8パターン」のとろみ付き飲料をワンボタンで提供することができるという。

 『とろみ付き飲料専用サーバー』は、2018年10月に発表された『とろみ自動調理機』に引き続いてのリリースとなるが、本開発にあたっては愛知県の「新あいち創造研究開発補助金」と「あいち福祉用具開発ネットワーク」の活用によるものとし、このほど「市場展開」の目途が立ったことから、5月23日に大村秀章愛知県知事 と面談する運びであるという。

 これまで大府(おおぶ)市内の指定介護老人福祉施設の協力でテスト運用が実施されてきたが、「今後は機能改善・向上を行なったうえで、2019年10月からの本格展開を目指します──(アペックス)」としている。【A.Yagisawa】

 

(※)画像出典『アペックス』プレスリリースより。(ソース元:アットプレス)

【関連URL】
◎株式会社アペックス
http://www.apex-co.co.jp/

◎ニュートリー株式会社
https://www.nutri.co.jp

 
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