みまもりプレス

2019年6月12日(水)

タクシーを「動く基地局」とした見守りシステム拡大

JapanTaxiとottaの提携でより広範囲で効率的なシステム構築目指す

 全国にタクシー車両のネットワークをもつJapanTaxi(東京都千代田区)と、IoTを活用した見守りサービスを展開するotta(オッタ/福岡県福岡市)が、このほど資本業務提携を締結した。

 タクシー配車アプリや、タブレット端末によるタクシーのキャッシュレス化など、次世代のタクシー像を打ち出し続けているJapanTaxiだが、同社ではタクシーのもつポテンシャルを最大化するために、全国約7万台のタクシー車両をネットワーク化するタクシーアプリ『JapanTaxi Data Platform』を立ち上げ、タクシーを起点としたデータ活用を推進している。

 この『JapanTaxi Data Platform』の取り組みのひとつであるottaとの協業が「2017年9月」より開始された。全国のタクシー車両後部座席に設置されている『JapanTaxiタブレット』を活用して、ottaが提供するIoT見守りサービス『otta 見守りサービス』の「動く基地局」としての役割を担い、現在全国7都市(東京、大阪、福岡、神奈川、埼玉、神戸、京都)で稼働している。

 まもなく「2年」を迎える本取り組みは、総見守り回数「51万回」、見守り距離約「13,000km」を記録。地域住民による見守り活動にくわえて、常時街中を走行するタクシーを活用することで、さらに効率的かつ広範囲の見守り環境の整備を目指すという。

 今回の提携では、JapanTaxiがottaに対して出資を行い「両社で安心安全な社会環境の実現を推進していきます──」としている。【A.Yagisawa】

(※)画像出典『JapanTaxi』プレスリリースより。(ソース元:PR TIMES)

◎JapanTaxi株式会社
https://japantaxi.co.jp

◎株式会社otta
https://www.otta.me

 
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