みまもりプレス

2019年6月27日(木)

待ち時間を活用した「認知機能チェッカー」

自身の結果に合わせた「ホームドリル」で認知機能維持に取り組む:NeU

 東北大学と日立ハイテクノロジーズのジョイントベンチャー『NeU(ニュー/東京都千代田区)』では、医療法人祥義会との連携によって、認知機能に関する自身の気づきとその結果を基に家庭で実施する「ドリルトレーニング」を行ってもらうという試行を開始した。対象となるのは主に『祥義会』への訪問者。

 このしくみは、認知機能チェッカー『NeU-Up』を祥義会の待合室に設置し、診察待ち時間の合間を活用して訪問者に実施してもらうというもので、その結果を基にした「ホームドリル」とで構成されている。

 計測時間は約5分程度。結果は直ちに印刷されて訪問者に提供される。印刷シートには、脳活動の大きさと併せて「あたまの回転速度」「注意」「記憶」の3種について、それぞれスコアと脳活動をマッピング情報にて記載される。計測者は結果を見ることで、どの課題で大きな脳活動が伴っていたか、またどのような課題にとりくむべきかの気づきが得られるという。そしてその結果をもとに、持ち帰ってもらうための「ホームドリル」が作成され、自宅で取り組んでもらうように促すという。

 このサービスを提供するNeUでは「かかりつけ医が、普段からの見守り、ならびに変化の早期発見に重要なポジションとなることはいうまでもありません。本取り組みを通し、クリニックと家庭を結ぶ新しい動線として役立ていくことを医療法人祥義会およびNeUでは考えております。それにより認知機能の見守りが機能し、健康寿命の延伸に役立つことを願っております──」としている。 【A.Yagisawa】

(※)画像出典『NeU』プレスリリースより。(ソース元:アットプレス)

◎株式会社NeU
http://neu-brains.co.jp/

◎国立大学法人東北大学
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/

◎株式会社日立ハイテクノロジーズ
https://www.hitachi-hightech.com/jp/

 
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