みまもりプレス

2019年10月21日(月)

LPWAビーコン活用した 『歩行者検知ナビ』実証実験開始

「出会い頭」など、運転車に歩行者の接近知らせて事故防止へ:加藤電機

 加藤電機(愛知県半田市)では、同社が開発したIoT位置情報端末の『SANシステム』とカーナビを用いた『歩行者検知ナビ』の実証実験を行う。

 本実証実験は『歩行者検知対応SANシステム』が発信する電波を、カーナビに接続された専用の受信ユニットで検知することで、車両付近の歩行者の存在を運転車に通知して「出会いがしらの事故」や「交差点での事故」などの防止に活用しようというもの。

 同社が開発した『歩行者検知対応SANシステム』は、「LPWA」の特長を活かして、歩行者が携帯する『SANタグ(発信機)』の電波を「数百メートル」手前から検知することができるという。また、『SANタグ』内蔵の「加速度センサー」によって歩行中か停止中かを自動判別することもでき、さらに「識別コード」を使って、歩行者が高齢者か子供か、自転車かなどの違いも判別できるため「より確実な注意喚起ができるようになる──」という。

 カーナビは、『パイオニア社』の業務用カーナビが使用され、同社の技術支援を得て「歩行者接近」に連動したメッセージ表示が行える端末が実現したという。

 実証実験期間は2019年10月~12月の約3ヵ月間。歩行速度、車両速度、周辺環境などの依存性調査を通じ、より確実に歩行者の検知ができる最適なパラメータなどを確認。IoTシステムとしての複合的な利用方法が検証され、実用化を目指す。 【A.Yagisawa】



(※)画像出典:『加藤電機』プレスリリースより。
(ソース元:アットプレス)

【関連URL】
◎見守りシステム『SANフラワー』
http://www.anshin-anzen.com/san-flower/

◎加藤電機株式会社
http://www.kato-denki.com

 
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