みまもりプレス

2019年11月28日(木)

認知機能レベルのチェックとトレーニングを

高次脳認知機能トレーニングシステム『RehaCom』輸入販売開始:キッセイコムテック

 キッセイコムテック(長野県松本市)では、高次脳認知機能トレーニングシステム『RehaCom(リハコム)』の輸入販売を12月より開始する。

 高次脳認知機能トレーニングシステム『RehaCom』は、「注意力」「記憶力」「遂行機能」「視覚認知」の各認知機能を継続的にトレーニングするためのコンピュータシステムで、ドイツのHASOMED社が開発した製品。ゲーム性の高いトレーニングメニューと、パフォーマンスに応じて難易度レベルを自動調整する機能によって、対象者が常に適度な刺激を受け、モチベーションを継続してトレーニングに取り組むことができるという。

 また、現状の認知機能レベルのチェックを行う機能も搭載。さらに、データベースに蓄積されるデータから対象者の認知機能レベルの推移などを追うことができるので、これまで紙の資料やトランプなどの道具を用いて実施していたトレーニングでは難しかった「客観的な評価・フィードバック」や、認知機能に関する実験研究のデータ収集ツールとして活用することも可能だという。

 

 『RehaCom』は20年以上も前に開発されており、すでにヨーロッパ、アメリカ、アジアなどの25カ国以上での使用実績があるといい、日本では、デイケアサービスや介護施設などの保健・福祉領域、認知分野の研究者などへの販売が見込まれているとのこと。

 キッセイコムテックでは「デイケアや介護に従事する多職種間での情報共有や、介護記録のIT化を提案し、地域包括ケアの実現に向け、働きやすい環境づくりを支援するソリューションを提供してきました。今回の『RehaCom』の輸入販売も含め、今後も、保健・福祉領域にICTを活用した新たな価値を提供してまいります──」としている。 【A.Yagisawa】



(※)画像出典:『キッセイコムテック』プレスリリースより。
(ソース元:アットプレス)

【関連URL】
◎『RehaCom』のトレーニング画面
https://www.kicnet.co.jp/solutions/biosignal/cognitive/rehacom/

◎キッセイコムテック株式会社
https://www.kicnet.co.jp

 
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