みまもりプレス

2019年12月2日(月)

見守りツール『おかえりQR』京都新聞販売店での取扱開始

京都市内「59店舗」にて販売スタート「地域密着事業との連携に期待」:昭文社

 道路地図『スーパーマップル』などで知られる昭文社(東京都千代田区)が展開中の見守りツール『おかえりQR』。「シールとQRコード」を組み合わせた商材で、認知症を患う高齢者など道に迷ってしまう不安のある「見守り対象者」のためのアイテムだが、このほど「京都新聞販売連合会」(一般社団法人/京都市中京区)に所属する販売店(京都市内59店舗)での取り扱いが開始された。(2019年11月20日より)

『おかえりQR』は、同サービスのアドバイザーであり、認知症の人の見守りと生活コミュニティについて知見をもつ、岡本多喜子教授(明治学院大学 社会学部)の協力を得て商品化されたもの。道に迷ってしまう不安のある「見守り対象者」の持ち物に『QRシール』を貼っておくことで、もしもの時の「早期発見」に役立つというのがこのサービス。

 新聞販売店は「地域密着型」の事業で、周辺環境を熟知していることから、『おかえりQR』の潜在顧客へのアプローチに適していること、さらに新聞配達員や販売員自身が「発見者」として機能することから、いざという際の新聞読者の安心感にもつながり、「見守り事業」を推進する京都新聞の目指すところとも合致したことが、今回の展開へ繋がったのだという。

 加えて昭文社では、「京都府は認知症由来の行方不明者数(警察庁調べ)が、都道府県別で毎年上位となっており、喫緊の課題となっております。また公益社団法人『認知症の人と家族の会』の本部が京都市にあり、認知症をとりまく様々な施策において、先進的な取り組みがなされている土地柄でもあります──」とし、同地域での展開の意義について述べている。

 今夏から東京都内全域の「郵便局窓口」での対面販売が開始され、次いで神奈川、山梨、さらに埼玉、千葉、群馬、栃木、茨城とその窓口販売網が着実に拡大している『おかえりQR』。昭文社では「これまで首都圏を中心に対面販売を実施してまいりましたが、以前より認知症由来の行方不明が多く、必要とされている方が多いと想定していた関西地区でも対面販売を開始できたことで、より一層、安心をお届けできるものと考えております。今後もさらなる認知と販路の拡大に努めてまいります──」としている。『おかえりQR』は『Amazon』や『楽天』など、主要ECサイトでの通販でも入手できる。 【A.Yagisawa】



(※)画像出典:『昭文社』プレスリリースより。
(ソース元:PR TIMES)

【関連URL】
◎『おかえりQR』公式サイト
https://www.mapple-search.biz/ 

◎株式会社昭文社
https://www.mapple.co.jp

 
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