みまもりプレス

2020年2月20日(木)

「とろみ自動調理機」に小型タイプが登場

調剤薬局・病棟の休憩所など「省スペース」への設置が可能に:アペックス

 アペックス(愛知県大府市)が展開中の『とろみ付き飲料の自動調理システム』シリーズから、省スペースにも対応した『とろみ小型自動調理機』が開発された。今後、病院への導入を皮切りに、高齢者施設や調剤薬局などへの導入を目指すとしている。

 『とろみ付き飲料の自動調理システム』シリーズは、高齢者をはじめとする「嚥下機能」が低下した人の嚥下補助(飲み込みのサポート)を目的に開発されたもの。とろみをつけるための「撹拌作業(とろみ調理)」を自動化することで、安定した物性の飲料が提供できるという。これまで、『自動販売機タイプ』(2018年10月)と、『サーバータイプ』(2019年5月)が発表され、医療・介護現場をはじめ、市役所や高速道路SAなどにも設置されている。

 今回登場した『とろみ小型自動調理機』の最大の特徴は、原料の調合からお湯の注入、撹拌までの調理を紙カップの中で完結させる安全性や、人の手を介さず調理できる衛生面と自働化の利点はそのままに、飲料の種類を絞ることで幅55cmとスリム化し、省スペースへの設置が可能となったこと。

 とろみは、嚥下機能に応じて、薄いとろみ、中間のとろみ、濃いとろみの三段階から選ぶことができ、緑茶や麦茶のほか、お湯やお水へのとろみ付けにも対応している。原料は「ニュートリー(株)」の技術協力を受け、専用のとろみ材が使用されている。 【A.Yagisawa】



(※)画像出典:『アペックス』プレスリリースより。
(ソース元:アットプレス)

【関連URL】
◎株式会社アペックス
http://www.apex-co.co.jp/

◎ニュートリー株式会社
https://www.nutri.co.jp

 
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