みまもりプレス

2020年4月16日(木)

介護施設に『みまもりCUBE』無償レンタル開始

ネット環境の要らない見守りカメラ「施設の負担軽減に役立てて──」:ラムロック

 介護用見守りカメラの製造販売を行うラムロック(福岡県飯塚市)では、新型コロナウイルスの影響によって、入居者との面会を禁止にしている全国の介護施設に対し、インターネット環境が要らない見守りカメラ『みまもりCUBE』の無償レンタルを開始した。期間は5月31日まで。

 『みまもりCUBE』は、NTTドコモのSIMカードを利用しているため、コンセントに挿すだけの簡単な作業で設置が完了すること。つまり、インターネット環境がなくとも、設置後すぐに家族の様子をパソコンやスマホで確認したり、会話(トランシーバーのような交互に話す方式)をしたりすることができるというもの。

 「一般的な見守りカメラは利用にインターネット回線を必要とするため、導入の際には、介護施設職員さんたちによる手作業での設定が必要。新型コロナウイルスの影響によって、オンラインで家族との面会を希望される方が増えている中、みまもりCUBEであれば、職員さんのわずかな作業負担で設置でき、入居者の様子を家族が確認できます──」と同社(ラムロック)。

 また、『みまもりCUBE』には「検知機能」も搭載されており、入居者が特定の行動をした際、見守る側へ、通知を届けることも可能。複数の端末で同じカメラの映像をチェックできるため、家族はもちろん、介護施設スタッフも入居者の様子を確認することもできるという利点も。「検知機能」の利用が必要な際は、専属のオペレーターが設置場所や適切な検知設定をサポートしてくれるとのこと。(※検知機能をご利用の場合、取り付け作業が必要です)

 今回の無償レンタルのきっかけは、介護施設に家族が入居する人からの「家族の状況が分からず不安です」という問い合わせの増加だったという。現在、多くの介護施設では、厚労省からの「新型コロナウイルスの感染予防の観点から、面会は、やむを得ない場合を除き、制限することが望ましい──」という連絡を受け、入居者との面会を禁止せざるを得ない実情だという。「そのため、入居者とその家族は、会いたくても会えない状況にあるのです。家族に会えず不安に思う方や、面会禁止という心苦しい決断をした介護施設職員さんの心理的な負担軽減になればと思い、みまもりCUBEのレンタル料無償提供を決断いたしました──」(ラムロック)

 6月以降の対応については、今後の状況や社会情勢を注視しながら検討するとしている。 【A.Yagisawa】



(※)画像出典:『ラムロック』プレスリリースより。
(ソース元:PR TIMES)

【関連URL】
◎『みまもりCUBE』無償レンタルの申し込み/株式会社ラムロック
https://ramrock-eyes.jp/

 
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