みまもりプレス

2020年4月24日(金)

検針メーターをスマート化『eMeter』商用開始

地域の人口減少による「人員不足の備え」に期待:リンクジャパン

 IoTプラットフォーム事業を展開するリンクジャパン(東京都港区)と、グローバルソリューションズ(東京都品川区)では、リンクジャパン社が法人向けサービスで展開している『eMeter(イーメーター)』を、春日那珂川水道企業団(福岡県春日市)に納入する。

 春日那珂川水道企業団は、春日市と那珂川市に水道事業を展開する水道事業者。2019年6月から『eMeter』の試験導入を開始し、2020年3月で実証実験が終了した。実験期間中、台風17号と19号に遭遇し、水没と土砂に埋もれる箇所もあるなか、検針は無事に実施できたのだという。

『eMeter』の概要
(1) 写真撮影してクラウドに転送、AIで数字化する(暗い場所でも撮影可)
(2)電源不要で既設メーターに後付けするだけの簡単設置
(3)LPWA(NB-IoT)※2通信で全国エリアをカバー
(4)月1回の通信で10年間利用可能(電池駆動)
(5)防水仕様(水没対応)

 春日那珂川水道企業団が「課題」としていた「難検針箇所の対応」が、この『eMeter』を活用したスマート検針の導入により解決し、この4月から同団体の一部箇所での運用が開始される。

 リンクジャパンによると「LPWA(NB-IoT/ソフトバンク)を活用し、既存のアナログ式水道メーターを交換不要でスマート化するサービスの商用化は国内初の事例であり、近年の人口減少に伴う人員不足の対策と、更なる人口減少に備え、全国各地への展開が期待されます──」としている。 【A.Yagisawa】



(※)画像出典:『リンクジャパン』プレスリリースより。
(ソース元:アットプレス)

【関連URL】
◎株式会社リンクジャパン
https://linkjapan.co.jp/

◎株式会社グローバルソリューションズ
https://globalsolutions.co.jp/

◎春日那珂川水道企業団
http://kasuga-nakagawa-suido.or.jp

 
ページのトップへ戻る